仕事を辞めたい、これは社会人なら誰しも思ったことがある事かもしれません。
私自身も入社して3年目で「仕事辞めたい」と思い、そのまま辞める事もできず仕事辞めたいと思いながら4年も過ごした後に体調を壊して辞めました。
「いつかは辞める」という言葉は一時的に気持ちが楽になりますが何も状況が変わらないのです。
仕事辞めたい、の解決策は次の9つ
- 辞めてニート
- 楽なフリーターにチェンジ
- 独立して好きな仕事をやる
- 株や投資や不動産で生活する
- 今の職場の中で解決する
- 勢いで辞めてみる
- 会社を辞めて転職
- 我慢してみる
- 辞めたい理由を解決する
辞めてニートになったり、フリーターになるのはお勧めしません。
辞めて好きな仕事で独立したり、株や投資で食っていくのは並大抵のことでは成しえません。
現実的な”仕事辞めたい”を解決する方法は次の5つになってきます。
- 社内で異動願いを出してみる
- 勢いで辞めてから考える
- 会社を辞めて転職
- 我慢してみる(時が解決)
- 辞めたい理由を解決する
このページでは5つの解決策について深掘りすると共に、新卒、20代~40代の年齢別の解決法、辞めたい理由別の対処法、女性ならどうするか、具体的な辞め方などもナビしていきます。
大もくじ
仕事辞めたい病の現実的な5つの解決案
①社内で異動願いを出してみる
職場の中で問題を解決できれば一番楽でしょう。
仕事内容が合わない、上司とうまく行ってない、人材が不足して残業が多い、賃金が安い…など上長・人事との相談で解決できる事も多いです。
会社の中で自己主張をすることは自分の身を守るために大切な事です。何も言わない人が一番損をします。
ビジネスの場では戦わないと。自己主張の訓練だと思って1つチャレンジして乗り越えてみてみてはいかがでしょうか。
その中で最たるものに「社内異動」を申し出る手段があります。手っ取り早く環境を変える手段となります。
私自身、最初の上司とそりが合わず「やり方が合わない、お互いが不幸になる」という理由で部署異動をお願いしたことがあります。人事も会社を辞められるよりはマシと考えて異動を検討してくれる場合があります。(小さな会社では無理かと思いますが)
しかし単純に今の仕事が嫌だ、といった理由で社内異動ができるほど甘くはありませんので気をつけて下さい。人事は1社員のワガママを聞いてる暇はないのです。
②仕事辞めたいなら勢いで辞めてから考える
仕事を辞めたい、上司がムカつく!といって勢いで仕事を辞めることも解決策の1つですが、おすすめはしません。
仕事を辞めるという事は、無収入になるという事です。無収入になると精神的なプレッシャーが半端じゃないです。
焦って次の会社を探した所で良い会社を見つけられるはずがなく、条件を下げて転職するのは余計自分の首を締める事になります。
もし無職になったらその期間にスキルを身につけるとか、何かしら実践しておく事が重要です。面接ではブランク期間を上手に説明できるようにする必要があります。
一方、在職中に転職活動すれば理想の会社を探す時間がたっぷりあります。給料がある中で会社を探せるので慌てずにすみます。
怒りを感じて勢いで仕事を辞めるのではなくて在職中に転職活動をして成功してから今の会社に退職願を出せばよいのです。
③在職中に理想の職場へ転職する
いい会社があれば転職しちゃう。これは最も可能性が高いのではないでしょうか。
ただ、今の会社で仕事をしながら転職活動をスムーズに行うのは難しいですよね。なので在職中の転職活動は次のようなスケジュールで行う事をおすすめします。
1ヶ月目:転職エージェントに登録し、支援を受ける、求人情報を探してもらう
1,2ヶ月目:書類(履歴書、職務経歴書)を作成し、興味がある企業に出してみる
2ヶ月目:転職エージェント経由で面接の日程を調整してもらったり、書類のアドバイスをもらう
3ヶ月目:面接のクリア、内定通知、雇用条件の交渉、入社日の調整
3,4ヶ月目:今の会社に退職願、引き継ぎ、有給消化、新しい会社への入社
転職エージェントとは?
エージェントが居る転職サイトに登録します。そうするとエージェントの支援を受けて忙しい中でも転職活動をすることができます。事務処理を代行してくれたりWEBのエントリーが可能だったり、面接対策なども行ってくれるからです。雇用条件の交渉なども間に入ってもらえます。
遅い人で6ヶ月~1年かけて転職しますが、早い人は2ヶ月で次の会社に入社する人もいます。
転職するなら、おすすめサイト7選
さて、転職活動を支援してくれる「転職エージェント」を紹介しておきます。
結局、自分の人生をコントロールすることが大切だと思います。
自らのワークライフを良い方向に変えたいと思っている方、能動的に転職活動し、積極的に求人を見つけて行きたい方は良い結果が得られるでしょう。
「サイトを使って求人紹介を受けたら必ず転職しなきゃいけないの?」と思っている方も少なくないと思いますが、そうではありません。
まずは相談して、今転職すべきか、あるいはタイミングじゃないのか、市場はどうなってるのかチェックするために活用すると良いです。
また、リクナビNEXTは相手企業からのオファーを待つという「待ちのスタイル」で転職活動が出来るので、エージェントを使う程ではないゆるめの方にオススメです。
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リクルートエージェント
求人数 12万件 拠点数 全国16拠点 エージェント ◎ 業界トップの求人数と転職実績を持つのはやはりリクルートのサービスです。様々な地域、企業、職種の方の悩みを聞いてアドバイスして貰えます。希望に沿った求人を提案する提案力も評価できます。年収・待遇の良い上場企業やその子会社を考えている方には是非おすすめです。
登録をすれば連絡が来ますのでさっそく相談してみましょう。
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ハタラクティブ
対象エリア 1都3県の勤務希望者 得意分野 主に若手(20~30代) エージェント ◎ 就職したばかりなのに仕事辞めたい‥というような方や、第2新卒・フリーター・派遣からの正社員への就職に強みあり。本当にやりたい仕事を探すための転職などもカバー。まだ転職するか決めてない人の相談もOK
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インテリジェンスDODA
求人数 10万件 支社数 全国12拠点 エージェント ◎ 業界ナンバー2の規模を持つのがDODAです。エージェントによる転職支援の他、スカウトサービスやヘッドハンティング制度なども活用する事ができます。自ら能動的に動きたい方にも活用して欲しいですね。
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もともと派遣社員を扱うパソナがあって、その中の1サービスで正社員向けなのがパソナキャリアです。求人数は約3万件と少なく見えますが、業界ナンバー3を争う規模です。年収アップを考える方におすすめです。支社数は少ないですが全国対応しています。
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エンジャパン エンエージェント
転職サイト、転職エージェントなど多数の人材支援を行っているエンジャパンのサービスです。入社後の定期的な連絡とフォローにも評価が高いです。拠点は東京・横浜・名古屋・大阪・福岡にあり個人面談を実施している。20代・30代の転職に強い。
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東京・神奈川・埼玉・千葉の求人が豊富、都内・関西圏の20代~30代の転職に強みあり。真剣に転職を、人生を前向きに好転させたい方におすすめ。働きやすい職場探しに定評。第二新卒にもチャンスあり。
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【番外】リクナビNEXT
リクナビNEXTは気軽に登録できるのがメリットです。非公開求人やエージェントの支援があるわけではなくサイト上で好みの求人票を検索できます。どんな募集があるかな、とチェックするのに重宝されます。
スカウトサービスという仕組みも素敵です。経歴を見た相手企業からオファーがくる仕組みなのでそういうのを待ってみるのも手じゃないですかね。
以上、おすすめ転職サイトでした。各サイトとも求人の数も会社も異なるものを保有しているので、2社、3社に登録しておくのが転職活動の基本スタイルとなります。
※保有する求人数は時期によって異なります
④仕事辞めたいけど我慢する
いまの職場を辞めたいけど我慢するのも悪いことではありません。
我慢しているうちに嫌な人が異動になったり、仕事が楽になったりすることもあるでしょう。年齢を経て自分が許容できる範囲が大きくなれば、あれほど嫌だった会社が気にならなくなる事もありますからね。
私は4年間は我慢できたんですけど結局体を壊してやめちゃいました。あまり無理するのもよくないと思うんですよね。
我慢する、というのは問題を先送りにするだけで根本的には解決しません。
4年も決断を先送りにした結果、ムダな時間を過ごしたな~と思うこともあります。辞めるか/定年まで働くか決断しないとね。
⑤仕事辞めたい理由を解決する
次章で辞めたい理由としてよくある声と、どんな理由なら辞めてもよいか、辞めたほうがよいか、辞めるべきではないのかを詳しくお伝えします。
仕事辞めたい理由べつの解決策
多くの方が仕事辞めたい‥と思いますがその主な理由は次の4つとなっています。
・仕事内容が楽しくない、つまらない、辛い、心苦しい
・給料が上がらない、昇進が見込めず将来不安
・職場環境が最悪、人間関係、みなし残業などブラック企業である
・残業が多い、体力的にも精神的にもキツくなってきた
皆さんが必ずしも上記の理由で仕事を辞めるわけではなくて、複合的な理由で辞めます。
私の場合は給料が上がらない事と、100時間以上の残業を繰り返し心身ともに疲れ、うつ病の手前になってしまったからです。上司のやり方が気に入らないという事もありました。その他の辞めたい理由ランキングはこちら
仕事辞めたいのは人間関係のせいな方
仕事辞めたい理由で最も多く挙げられるのが人間関係です。
上司、同僚、社長、顧客、お局様。程度の低い企業ですといまでもイジメや嫌がらせをする人がいるものです。また社長配下が一族の中小企業では社長の言葉が絶対、親族に頭が上がらない、仕事ができないくせに偉そう。など人としてどうなの、という会社も少なくありません。
また大手の会社でも上司が手柄を横取りしたり、特定の社員をひいきしたり、顧客が土下座を強要したり、といった話も漏れ聞こえてきます。
人徳の無い企業は人材離れが進み売上減少で手遅れになります。早々に辞めて次の職場を探したほうがよいでしょう。
逆に「あの人が苦手」「性格が合わない」「上司と後輩の板挟み」程度で会社を辞めたいのだとしたら、それは自分に問題がある可能性があります。
職場を変えてもまた同じような人間関係の悩みで苦労しちゃいます。ここは耐え忍んで苦難を乗り越えた方が自尊の心が養われ後々の社会人経験に活きるはずです。
ただし人間関係で毎日泣き通し、吐き気、うつ気味な方は休職、退職もやむをえません。
残業多く疲弊して仕事を辞めたい方
慢性的な残業で疲れてる
会社として、チームとして、プロジェクトとして慢性的に残業が多いケースあります。
人材不足で申し出ても補充されない。人材を1人入れるより3人の残業でカバーする方が経費削減になります。売上が厳しい会社でこの傾向があります。上司が無能な会社とも言えます。
ぜひこのような境遇の方は転職をしてください。今の会社に愛着が無ければ働きやすいワーク・ライフ・バランスが取れた会社を探せば良いです。
思ったよりいい会社が見つかるものです。
自分のせいで残業が多い
自分が仕事に慣れてない、出来ないせいで自分だけ残業が多い場合は踏ん張りどころです。
早く仕事を覚えて周囲のチームメンバーに合流するべく上司に指示を仰ぐ事です。
仕事が出来ない、ミスばかりで辞めたい
私も入社して2年は仕事が覚えられずミスばかりで怒られていました。そのせいで残業も多かったです。
怒られて立たされて立ちくらみ、吐き気がした程です。変わったきっかけは3つあります。
1.優先順位を決めた
振られた仕事ではなく重要な事から1つ1つ片付けるようにして仕事のサイクルが出来上がりました。
2.助けを求めた
重要な仕事から手を付けるとやらなくていい細かい仕事が残ります。「ちょっとこれ出来ないからお願いしますよ~」が得意になりました
3.業務範囲内における書類を読みまくった
契約書類から技術書類まで。正直業務時間外で頑張った面はあります。プロジェクトを上から俯瞰したら仕事も覚えられたのです。
仕事が出来ない、ミスばかりで辞めたいかたは自ら修練を積んで乗り越えて欲しいと思います。
仕事に失敗して辞めたい
仕事の失敗で辞めたい気持ちもよくわかります。
私は4000万円のプロジェクトに失敗して違約金を払う前段階まで行った事があります。
社内からもお客さんからも吊るし上げられて本気で辞めたい気持ちでした。
しかも入社2年目の若手なのに重たい責任を負わされたポジションだったので、毎日が地獄でした。
あのときの上司もよく私に丸投げして任せたなと思いますけど‥
その場は平謝りするしかなかったですけど、その後で挽回しました。
頭は悪いけど元々根性だけはある方だったので反骨心で頑張って利益を出したのです。
もう1つ、言い方は悪いけど結局、仕事に失敗しても自分の懐は痛まないのです。査定でボーナスが出ない事はあるけど、命までは取られません。
仕事に失敗して辞めたい気持ちはわかりますけどそこで辞めたら「逃げ」じゃないですか。これから出来る事を1つ1つやっていきましょうよ。
逆にこんなに損害を出したら会社に恩を返すまで辞めたくても辞められないな、と思うぐらいでちょうど良いですよ。
仕事内容が嫌、合わない方
在学中から目指していた仕事、好きな仕事に内定したけど会社の中で働いていると様々な課題が見えてきます。
- 予想していた仕事内容と違う
- ノルマが大変だ、売れる気がしない、自爆営業
- 売上のためにお客さんをカモにしてるみたいで心苦しい、やりきれない
- 仕事に慣れない、覚えられない、周囲に迷惑をかける
- 肉体労働で危ない、年をとったら難しい
- 好きになれない商品を販売してることに罪悪感
ノルマが大変で仕事を辞めたい
仕事内容に関する「嫌」で最も厳しい現場なのがノルマに関することと言われています。
- 販売の仕事でなかなか売れない‥あの手この手で声掛けしてお客さんを呼び込み、嫌がられる事も多い・・・(ジュエリー販売業)
- テレアポ営業が未達の月は社長会議で罵倒されることもしばしば・・・(教材・スクール販売業)
- 美容師なのに技術ではなく美容品の商品を販売することを強要されていた・・・(美容師)
- 勧誘なしをうたうエステなのに、後から高額なプランを契約させるノルマが課せられていた・・・(エステティシャン)
- 百貨店での会員の獲得、ノルマ未達の月は友達を勧誘したり自腹を切っていた・・・(百貨店正社員)
- 飛び込みの法人営業、門前払いや厳しい言葉で追い返される経験を乗り越えないといけない・・・(OA機器営業マン)
- アパレル接客、毎日の売上ノルマがあって売上のために声掛けするのが憂鬱でした・・・(婦人服販売)
と、このような声を聞きます。
割り切るか、続けるか
好きじゃなくなった仕事内容を痛みを感じながら長く続けたいとは思いにくいかもしれません。考えるべきことは今後の仕事のロードマップです。
- 給料のいい仕事だからつまらない仕事だけど出来るだけやってみよう
- この仕事の先に更に成長した自分と出会えるかもしれない
- 辞めたいけど、自分にはこれしか出来ないから
このように割り切って続けることも大切な判断です。
一方で、他の仕事で道を探したい、楽しめる職場が無いだろうか、と仕事のロードマップを練り直す人もいます。
私の弟も接客で面倒くさい客との会話がうとましくなって美容師業を廃業してサラリーマンをやっています。
このような職種を変える判断は早めのほうがよく遅くても30代前半で決断することをお勧めします。仕事内容が原因で辞めたいのは結果的にいずれ辞めてしまう人が多い訳ですが。
仕事辞めたいのは待遇・給料に不満がある方
仕事は好きという人の中で、待遇・給料に不満があって実際に辞める方は最も多い理由として上がります。
好きだから続けられるという訳ではないのです。家族のこと、将来のことを考えたら給料は大きな問題です。
給料の不満を解決するには3つ。
- 給料アップしてもらえるように交渉する
- 転職して給料の良い会社へ入る
- 会社とは別で副業をする
給与アップの交渉をしてみた
私の場合は給料アップの交渉はあえなく撃沈しました。社内の権限者にタッチできる立場に無かったので課長止まりで拒否されてしまいました。
「会社を辞める」という手段をチラつかせて給料アップを交渉する方法もありますが、「辞めていいよ」と言われたらそれまでなのであまりオススメは出来ません。
副業でバイトもした
会社が終わってから居酒屋でバイトしたり土日に工場で弁当を作る日雇いを入れたりしていました。よい経験にはなりましたけど結局じぶんの時間を投資して、しかも時給が安いので意味がありません(汗。
今の会社で生活残業したほうが稼げる方にはオススメはできないですね。今の会社で残業を制限されている場合はそれも無理なのですが。あと社内規定で副業禁止の場合もありますし。
転職が最も給与アップに近い
転職活動をしてみてください。そして他の企業を調べてみましょう。
同じ業界だから給料も同程度だろう、ウチは業界内では優遇されてる方だ、という先入観を無くして周辺企業をリサーチすることです。
転職エージェントを使った方の6割が年収アップに成功しているデータがありますので、上手に活用しましょう。
会社の方針・やり方が合わないという方
大手、中小で会社の方針ややり方が大きく違います。
こういった不満は大手勤めでよくあります。
中小や家族経営の企業だと、社長の鶴の一声、同族社員が優遇される、ポジションに不満、土日休みが無い、有給休暇が取れない、雇用保険、社宅、家賃補助が無い、出張費は自分で前払い‥
会社の方針は大きく変えられる事はありません。
経営側が方針を決めてることなのでイチ社員がワーワー言っても始まらないのです。
ただし待遇改善に向けた活動は社員2名から可能です。つまり労働組合を作って交渉するという手段です。
それが面倒なら転職することになります。
ストレスで仕事辞めたい、死にたい、うつ病
もし心身の薄弱の状況でうつ病の恐れがあるのであれば、真っ先に仕事を辞める事をおすすめします。酷い方になると辞めるよりも「死にたい」と思うようになってしまうそうです。
私もそうでしたけど、変な責任感で仕事を辞めれない人が多いのですが、あなたの人生にはあなたが責任を持たなくてはいけません。
もし「休職」が取れる会社であればその制度を利用しましょう。社内規則に従って給料が何割カットで出る会社もあります。体を休めてから職場復帰すれば良いのです。多くの大企業ではこの制度が充実しており、復帰するときも激務ではない部門に再配属してくれる可能性もあります。
社員数が少なく休職が取れない、取らせてもらえない会社の場合は遠慮せずに会社を辞める事です。体を壊してしまっては人生に影響してしまい、社会復帰も難しくなります。会社を辞めて療養しながら失業手当を上手にもらえば当面の収入は問題ありません。もし家族がいらっしゃるなら家族と相談、頼る事も悪いことでありませんよ。
年齢別、仕事辞めたい時の解決案
ここからは新卒、20代~40代までのやめたい時にどう考えればよいかをナビしていきます。
新卒・新入社員の仕事辞めたい病はどうする?
新卒で1年目なのに仕事辞めたい、という方は多いですね。
想像していた業務と違った、希望と違う部署に配属された、先輩が仕事を教えてくれない・・・等
こちらも様々な理由で辞めたい様です。
新卒が「仕事辞めたい」と言うと「仕事は3年はやるべき」などと言われたりします。
同期の社員に相談しても「今辞めてどうすんの?!」なんて言われたり。
新入社員・新卒でも辞めたければ辞めたらよいのです。
辞めても良いのですが日本では海外とは異なり、「転職回数が多い事=悪」という考え方がまだ根強く残っています。
海外ならより評価してくれる会社に収入アップと共に何回も転職するのは当たり前です。
しかし日本ですと何度も辞めて転職を繰り返す人は計画性が無い人だと思われてしまいます。社員を採用する際も「この人はウチの会社で何年働いてくれるだろう」と思うものです。
なので新卒・新入社員で辞めても良いケースを大発表します!
新入社員で辞めた方が良いのは、希望の配属と異なるケース
専門学校や大学で専攻・勉強してきた事が全く生かせない職種、部門に配属された場合は辞めたほうが良いです。
何のために学歴を得て勉強してきたのか?という事になりかねません。学歴→職歴は専門性を高めるべく関連してた方が良いです。
日本企業ですと様々な部門を経験させようとする伝統があるからなのですが、学校の専攻を全く無視して異なる職種に就かせる事例も多いのは困ったものです。
なので自分が描いているキャリアプランとは異なる職種、部門に配属された場合は辞めてもよいです。
新卒でやりたくない仕事で3年も頑張れ、と言われた所で仕事辞めたい気持ちが増幅するだけですからね。将来に続くキャリア形成のためにすぐに転職の手配を進めましょう。
こんな新卒のケースは辞めてはいけない
新卒で辞めるのはちょっと違うんじゃないの、というのは、環境に馴染めない不満があって仕事を辞めたいというケースです。上司が嫌い、先輩がそりが合わない、研修が無い、等。
環境に文句を言う人は職場を変えてもまた同じことを繰り返す可能性があります。環境に不満がある人は「自分自身の考え方や在り方」を変えなくてはいけません。
上司とうまくやるにはどうすればよいか、残業を減らすにはどうすれば良いか、必至になって考えることが大事です。。とは言え新卒では限界があるかもれないので、限界が来たら転職を考えましょ。
20代~30代の仕事辞めたい時、どう判断する?
社会人経験を積み、仕事もわかってきた入社3年目の人材、中堅の30代の人材も仕事辞めたいと思うタイミングかもしれませんね。
・このままこの会社に定年まで居続けるのだろうか、それは嫌だ
・もっと良い会社は無いだろうか、残業少なくしたい、楽したい、有給増やしたい
・結婚して生活環境も変わったので給料が安い今の会社は嫌だ
・何故自分をもっと評価してくれないんだ!
など
誰しも仕事辞めたいと思うのは自然なことです。この年代の人材は中途採用で即戦力として採用したい企業が多く、転職にも困らないでしょう。(30代よりは20代のほうがすぐ決まります)
30代で重要なのは社会人としてのキャリアプランと将来に目を向けるという事です。
多くの人が30代での転職をきっかけに最後の会社として定年まで働きます。(転職回数多い人もいますけど)なので後悔の無い転職にすべく、人生計画を考えてみるタイミングでもあります。家族が増えたので残業少なく給料が減っても福利厚生の良い会社に行きたい、などのニーズもあります。
一方、20代ならやり甲斐、チャレンジを求めて、また未経験職種や業界への転職を敢行する方もいます。
20代の人材では自分の職歴や携わった仕事が即戦力として次の会社に活かせるだろうかと心配になる方もいます。けど求人情勢や企業によっては研修などの教育に熱心な所があるので心配いりません。
20代、30代とも自分の会社しか見えてない場合が多いです。仕事辞めたいと思ったら一度動いてみる事を強くおすすめします。
動いてみるというのはヨソの会社の様子を見てみるという事です。転職エージェントに相談することです。
他の会社の求人情報を閲覧して自社と比較してみましょう。他の環境が見えれば自社の方が良かったと思える可能性もあります。(その可能性は少ないですけど。)
私は仕事辞めたいと思ったのに行動できず、決断ができずズルズル4年も追加で働く事になりました。後悔してないと言いたいですがもっと早く行動していれば人生はもっと早く進んだだろうに、と後悔してるのが正直なところです。
仕事辞めたいと思いながら辞めない苦痛をとるか、新しい会社を探すべく行動する勇気を持つか・・・どちらを選択しますか?という事です。
1度しかない人生です行動は早いほうがいいですよ。
40代の仕事辞めたい時は家族とも相談しては?
実は40代で仕事辞めたいという方が多いことにビックリするでしょう。20代、30代とほぼ同等です。
それだけ日本の40代が疲弊していることが伺えます。ところで
40代になると20,30代より様子が異なってきます。
・60代や、定年に向けて、今の会社では駄目だ
・中小企業、ワンマン社長についていけない、上司とうまくいってない
・転勤を命じられ、遠方に行くことになってしまった
・体調がよくない、頭痛、めまい、腹痛、うつ病の傾向・・
などが多いようで。
40代になると結婚して家庭があるかもしれないし、両親の面倒を見る時期かもしれません。
簡単に仕事を辞める決断をしてはいけない時期だと思います。
40代で仕事辞めたいと思った方は、家族の運命もかかっている場合があるので家族とおおっぴらに相談する事を強くおすすめします。プライドを捨てて、1人で決めないことが大事です。
体調が悪いのであれば一旦無職になることも受け入れて世間体など気にしてる場合ではありません。周りにもいま「職探し中なんだよね」と言ってしまうのがすっきりします。いざ再就職しようとしたとき人脈が繋がって決まる場合もあるのです。
体調が良いのに仕事を辞めたい場合
いまの転職市場ですと40代にも正社員求人のオファーが期待できます。つまり転職者に有利な市場です。30代ほどではありませんが提案できる案件も比較的見つかるでしょう。(不景気になると厳しいです)
それと「今よりいい会社があれば転職しよう」ぐらいの気持ちでは転職できません。
決断すること、優先順位を決める事が大事です。すべての条件が今よりいい会社なんて無いのでコレとコレさえ良ければ転職しようと優先順位を決めておきましょう。
それから40代は選り好みしてる場合じゃないというコト。大手志望者が多いのはわかりますが中小でも意外と良い会社ってあるものです。説明会を聞きに行く、求人情報を仕入れてみる、会社のIR情報を見てみる、など情報収集すれば「この会社良さそう」というのが見つかる場合もあります。
転職エージェントに登録すれば求人を提案してもらえるので情報収集に活用してください。
一方で、エグゼクティブ層の40代でしたら秘匿性の高い能力の高い、また報酬も高額な求人にも応募できる可能性があります。
変な独立話に乗らないこと
40代にもなると周りから様々な独立の話を聞くこともあるでしょう。自分のキャリアを活かして独立したり、フランチャイズ契約をしたり。
独立は大きなリスクがあります。今までサラリーマンをしてきただけの人がいきなり独立は無理があるので、入念な事業計画を練る必要があります。事業に失敗すれば家族も巻き込んで不幸になるケースも。
今の仕事を逃げたいという理由で独立するなんてもっての他ですよ。
女性の「仕事辞めたい」が危険な理由とは
女性の場合は今までの仕事辞めたいに加えて、「結婚して主婦になりたい」や「結婚したので旦那の稼ぎに任せて辞めたい」、「会社が辛いから」、といった気軽な理由もあります。
結婚してる方は旦那さんとよく相談して決める事ですね。世帯収入にも関わってきますし税金や社保の額も変わってきます。昨今、男性の給料アップがあまり見込めず共働きをして欲しい男性が多いそうですし。
旦那から共働きを頼まれてて正社員で働いてる女性は派遣やパートで働く手段もあります。その場合、正社員のキャリアを捨てる事に繋がりかねないのでよく考えて、という事ですね。
旦那の稼ぎに乗って主婦になると人生に大きなリスクが1つありますので、それをお伝えします。
それは旦那と離婚した場合や、旦那と離婚したいと思う時が来たら…です。
主婦になった女性は仕事のキャリアがリセットされるため、生活費を旦那に委ねてしまっているために、自立出来なくなるリスクがあります。
仲違いして離婚したいと思っても離婚出来ないのです。あるいは離婚した後に子連れで生活保護を貰って生きていく…といった懸念があります。
看護師や美容師など手に職がある女性は別ですが今々の「仕事辞めたい」気持ちで辞めるのではなく人生設計をしっかりする時期ではないでしょうか?
仕事辞められない方へ
私もそうでしたけど仕事辞めたいと思っても簡単には辞められないです。
辞められないままズルズル4年も過ごしてしまった。
何故辞められないのか、その理由を考えて対処してみましょう。
収入が無くなってしまう
一番最もな理由は仕事を辞めたら収入が途絶えてしまう事です。
実家暮らしでない限り生活費が無くては活きていけません。
収入を確保してから辞めるべきで、そうなると在職中に転職活動をすることで回避できます。
自信が無い、こんな自分なんて
私が退職を決断できなかった理由は、自分に自信が無かったからというのが大きいです。
ヨソの会社が私を採用してくれるはずが無い、もっと実力を付けてから、と思っていました。
けど年齢が上がれば要求されるレベルも上がるので、若いうちに転職先を見つけた方が有利になります。
プロジェクト進行途中で辞めるわけにはいかない
大規模なプロジェクトですと2、3年がかりなんて事もあります。
その途中で辞めるのはチームメンバーに迷惑がかかります。
けど、この点は気にしなくて良いです。
会社の都合を優先するのは素晴らしい事です。けどあなたの人生の責任者はあなたです。
「辞める」と言えば会社側が人材を補充する手続きを淡々と開始するだけです。
周囲の評判が気になる、文句言われるかも
周囲に文句を言われたり冷たい対応をされるのは一時だけなのであまり不安に思わないことです。
何時辞めてもどうせモメる事もあるのですから。。
仕事辞めたいけど、言えない時はどうする
「仕事を辞めたい」「辞めます」と言えない人って意外と多いです。特に正社員ではなくパートや派遣、アルバイトの方に多いですね。また女性にも見られます。会社や怖い上司の顔色を伺って辞めたいと言えない様です。
やる気が無い、追い詰められてうまくできない仕事を続けてお客様に迷惑をかけてしまうぐらいなら早めに辞めますと言った方が良いでしょう。
言えなくても、どこかで必ず言うときがくるのですから。
「自分が辞めたら会社に迷惑がかかる」「自分は会社の大きな責任を背負っている」などと思わない事ですね。あなた1人が辞めてもすぐ次の別の人材を採用して補充するのが会社や上司の役割で仕事でもあります。
あなた1人はもちろん会社に貢献していると思いますが、ある程度義理を果たせたなら良いではないですか。
今の会社に居続ける苦しみ vs 転職する勇気
様々な葛藤があるでしょう。そんな時はこの2つを比較してみましょう。
今の会社に居続けるのはどれだけ苦しいか、会社を辞めるべく転職活動をする勇気はどれだけ苦しいか。
どちらにしても苦しいのです。
僕は仕事辞めたいと思いながら身体を壊すまで4年間も頑張ってしまったのではっきり言えます。
自ら待っているだけではチャンスは訪れないので仕事辞めたいと思った時がチャンスなのです。
真剣に「動く」事をおすすめします。「動く」というのはエージェントに登録する、相談してみる、求人情報を見てみる、転職フェアに参加してみる、合同中途採用説明会に参加してみる事です。
「動く」をすれば何かしら発見があり決断が出来るはずです。もしかしたら「今の会社って凄くいいじゃないか」と思うかもしれないし、「ヘッドハンティングの申し出を貰っちゃったよ・・・」なんて事もあります。
悶々と葛藤し続けるのは一番良くないので、仕事辞めたいと思った時がチャンス、と思ってぜひ動いてみてください。
今よりよいライフスタイルを叶えるべく。
私が心療内科に行くようになって仕事を辞めた話
私が仕事を辞めたいと思ったのは新卒で入った会社の3年目の時でした。IT系の仕事をしていましたが「この仕事を定年まで続けるの?」と思ってしまった時です。
目は悪くなる姿勢は悪い、腰痛にもなるし激務で納期が近くなれば徹夜あたりまえ。土日夜にトラブルがあれば出勤です。
「これを30年も続けるのは無理‥」
「そもそもこの職種は駄目なんじゃないか」
と思いましたが、その時は自分に自信が無かったので会社にしがみつくしかなかったのです。
福利厚生は良い会社でした。他にいい会社を探す余裕もありません。仕事から帰ると家では体育座りをしてPCで2chやニコニコを見る日々です。
けど会社の仕事以外に副業を始めたんです。中古の壊れたPCを買って修理してオークションで販売する副業を始めて小銭を稼ぐようになって、それが面白くて。会社以外で楽しみを感じる事ができたので会社の方もなんとか継続できた」のだと思います。
「今この会社で働いてる自分はただの人間という入れ物だ」と思って毎日過ごしてましたから。相当病んでたんでしょうね。
私が仕事を辞めたのは4年後
結局辞めたのはさらに4年後でした。4年後の私は中堅社員になっていましたがその時が一番残業が多く毎月100時間を超え、36協定(時間外・休日労働に関する協定届)に違反して働いていました。
その月は残業が付けられないので翌月に持ち越したりもみ消したり。。
そういうことがあって体調を壊し体を起こすのが難しくなりました。朝、目覚めるのですが会社に向かう気持ちが湧きません。焦燥感に襲われる中、責任感を感じなんとか一歩踏み出して玄関から外に行く日々でした。
土日さえも辛くてだるくて、重い身体は動きません。家で1人で居ても人と会っても顔は笑っても楽しくないのです。同時に体調面も顕著に悪くなりました。腹痛・忘れっぽい・酷い下痢が止まらない・血便も出ました。
病院の心療内科にも通い始めたのです。診察の結果うつ病と病名を告げられる程ではありませんが薬を処方され、抗うつ剤を出されてました。
「限界、会社の奴隷じゃない!」
と思い勇気を出して翌月に辞める手続きをしました。上司に何と言われるか恐れや焦りもあったけど、現状維持ではこれ以上多くの物を失う気がしました。
半ば逃げるように辞めたので引き継ぎがちゃんとできたかわかりません。その時の記憶もはっきりと覚えて無いのですが、有給を取ってそのままやめたので最終日も会社には行きませんでした。
辞めてよかった!
辞めたいと思ったらその時がタイミングだと思いました。だらだら4年も続けてしまったわけですが、どうせ辞めるんだから3年目で辞めとけば人生がもっと早く進んだはずです。
仕事を辞めた人の多くは気持ちが晴れやかになってると思います。9割ぐらいはそうなんじゃないかな。辞めたいと思ったら絶対やめる決断までした方がいいですよ。
遺恨を残さない仕事の辞め方
仕事の辞め方についてですが私の体験を元にお話したいと思います。と言いますのは私は辞める時に若干モメたからです。皆さんもこのような事が無いように進めて貰いたいなと思っています。
まず会社を辞めるには1ヶ月前に会社に通知する必要があります。この辺は会社の規則に書いてあるのでそれに従いますが、多くの企業では1ヶ月以上前となってると思います。
会社を辞めるにあたって必要な流れをお伝えすると
(1)辞めることを伝える
(2)業務の引き継ぎをする、顧客への挨拶まわり
(3)退職願を書く
(4)有給を消化する
(5)辞める
この流れです。
(1)の辞めることを伝えた際に「何故辞めるのか?」と聞かれるはずです。「もう少し居て欲しい」「給料アップするから」とか。引き止めをされますので固い意思で伝えてください。引き止められにくい建前の理由としては「実家に帰省する」「次の仕事が見つかった」です。嘘をついて実家に帰省すると言って後日見つかると気まずいので正直に話した方が良いですね。
(2)と(3)は同時並行で行うと思います。退職願は会社が用意した書式に書くだけなので簡単です。手元にコピーを取っておくと良いですね。
円満退社をするためには、自分の業務を同僚や後輩に引き継ぐことと、顧客へのあいさつ回りは出来たらやったほうがいいです。私は業務の引き継ぎが中途半端になってしまいました。というのも会社がすぐに引き継ぎ者を用意できなかった事と、引き継ぎ者が適切な人材ではなくうまく軌道に乗らなかった事です。それに私は円満退社をしたいと思わないぐらいやさぐれていたのです(笑)
今後も同じ業界で働くつもりなら円満退社をおすすめします。
(4)の有給消化は今まで長年勤めてきた自分の権利ですので必ず行使して下さい。消化しきらないと後で後悔しますよ。私は30日も有給が残ってました。1ヶ月休んでも貰えるお金と、1ヶ月働いて貰えるお金が同じなのですから絶対有給消化した方がいいです。
この時、会社は「取るな」と言ってくる可能性があります。会社は有給申請された日をずらす権利はありますが、退職日が決まっている場合の有給申請はずらせないので必然的に会社が拒否できない仕組みです。(労働基準法第39条)
会社と折り合いをつけて上手に辞めるには、「有給消化日数」+「引き継ぎにかかる日数」をあらかじめ計算しておくことです。転職先がすでに決まっている場合ですが転職先は早く入社して欲しいと思ってるはずですので「数ヶ月待って下さい」は良い印象はありません。いつまでも引き継ぎ者がキャッチアップできないのは困ります。期間を区切って「あとは自力でなんとかせい!」という事にして有給に入ったのでモメる原因となりました。
有給について会社は買い取る事ができます。休まれては引き継ぎも出来ないし困る、そんなときの最終手段です。ただし退職者本人から有給を買い取って欲しいと言う事は出来ません。あくまで会社側の都合で買い取ることにしないと駄目です。
(5)このようにして幾つかのイベントを終えたら退職日に社内挨拶をして終了になります。私は最後の日も出社しませんでしたけど。
仕事を辞めたいと思って転職活動をして次の会社は4月入社にしました。2ヶ月前の2月から引き継ぎをして3月を全部休んで4月から新天地で働き始めたスケジュールです。参考まで。