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基本設定

販売を展開する地域

商品を販売する地域を指定するために使用されます。この設定は、特にどの国や地域に販売を限定するか、または販売を展開する地域を広げるかを決定する際に重要です。ここでの選択は、以下のような複数の側面に影響を及ぼします:

1. 販売地域の制限
・全世界へ販売: オンラインショップが全世界の顧客に対して販売を行う場合に選択します。
・特定の国へのみ販売: ショップが特定の国や地域にのみ販売を行う場合に選択します。この設定を使用すると、指定された国の顧客のみが商品を購入できるようになります。
・販売を制限しない: 特に販売地域を制限せず、設定を行わないオプションもありますが、通常は上記のいずれかを選択することが推奨されます。

2. 税金と配送
税設定: 選択した販売地域に応じて、適用される税金が異なります。例えば、EU内で販売する場合は、VAT(付加価値税)が適用される可能性があります。
配送設定: 特定の国や地域にのみ販売する場合、配送オプションをその地域に合わせてカスタマイズできます。これにより、配送コストの計算や配送方法の選択が、選択した販売地域に基づいて行われます。

配送可能地域

「販売を展開する地域」はどの地域の顧客がオンラインショップから商品を購入できるかが決まります。
配送可能地域はオンラインショップが実際に商品を配送することができる地域。この設定により、どの地域に対して配送サービスを提供できるかが決まります。

※EMS(Express Mail Service)を使用する場合、配送サービスは国際郵便組織によって提供されるため、世界中の多くの国と地域に対応しています。EMSは世界の多くの国と地域で利用可能ですが、サービスが提供されていない国もあります。したがって、まずはEMSが提供される国と地域のリストを確認することが重要です。この情報は、日本郵便の公式ウェブサイトや、あなたの国の郵便サービス提供者から入手できます。

支払い責任者: 関税や輸入税は通常、商品の受取人(購入者)が支払う責任があります。EMSを使用して商品を配送する場合、受取人は商品を受け取る前に、これらの追加費用を支払う必要がある場合があります。
事前通知の欠如: EMSや他の配送サービスを使用しても、事前に正確な関税や輸入税の額を知ることは難しいです。税額は、商品が目的地の国の税関に到着した後に評価され、徴収されます。

お客様の基本地域

WooCommerceの設定における「お客様の基本地域」は、オンラインショップが主にサービスを提供する地域や、顧客が主に居住していると予想される地域を指定する設定です。この設定は、税率の計算、配送オプション、通貨表示など、さまざまなデフォルトの挙動に影響を及ぼします。

ショップの国または地域:

「ショップの国または地域」という選択肢は、オンラインショップが物理的に存在する国や地域、つまりビジネスが登録されている国や運営されている地域を基本とする顧客層を対象とすることを意味します。このオプションを選択すると、WooCommerceはショップの所在地を基準にして、税計算や配送設定のデフォルト値を設定します。

たとえば、あなたのオンラインショップが日本にある場合、「ショップの国または地域」を日本に設定すると、システムは日本を顧客の基本地域と見なします。これにより、日本の顧客に適用される税率や配送オプションがデフォルトで選択され、ショップを訪れる日本の顧客に対して適切な販売条件を提供できるようになります。

この設定は、特に国際的な販売を行う場合や、特定の地域に特化した販売戦略を持つショップにとって重要です。顧客の基本地域を正確に設定することで、顧客に対してより関連性の高いショッピング体験を提供し、法律や税制上の要件を遵守することができます。

デフォルト地域なし (No default location):

このオプションを選択すると、ショップはデフォルトで特定の地域を想定しません。つまり、顧客がチェックアウト時に住所を入力するまで、税率や配送オプションは特定されません。この設定は、広範な地域にわたって均一なサービスを提供するショップに適しています。

位置情報 (Geolocate):

「位置情報」オプションを選択すると、WooCommerceは顧客のIPアドレスを基にその地理的位置を特定し、その位置に基づいて適切な税率や配送オプションを自動的に表示します。この機能は、顧客がショップにアクセスした瞬間から地域に基づいた内容を提供したい場合に便利です。

位置情報(ページキャッシュサポートを利用) (Geolocate with page caching support):

このオプションは、「位置情報」の機能を持ちつつ、ページキャッシュを使用しているウェブサイトのパフォーマンスを向上させるためのものです。ページキャッシュはウェブサイトの読み込み速度を速めるために広く利用されていますが、動的な内容(例えば、地理的位置に基づく税率の表示)には影響を与えることがあります。この設定は、キャッシュされたページでも顧客の地理的位置を考慮して内容を動的に更新できるようにするためのものです。

税金を有効化

「税金と計算を有効化」のチェックボックスは、オンラインショップでの税金計算と徴収を管理するための基本的な設定です。このオプションを有効にすることで、WooCommerceが商品価格に対する税金の計算を行い、購入プロセス中に適切な税金を自動的に加算するようになります。WooCommerceでは、商品の配送先住所に基づいて異なる税率を適用することが可能です。これにより、国や州、地方自治体ごとの税率の違いを反映できます。チェックボックスをONにすると税金の計算が行われるようになりますが、ユーザーに税込み価格が表示されるかどうかは、「価格表示のオプション」の設定によります。適切な設定を選択することで、顧客にとって透明性の高い価格表示を提供できるようになります。

※日本の消費税
日本国内での販売には日本の消費税が適用されますが、日本から海外への輸出に対しては消費税が免除されるケースが一般的です。つまり、日本のショップがアメリカの顧客に商品を販売し、その商品を直接アメリカに発送する場合、日本の消費税を徴収する必要はありません。

※アメリカの消費税(Sales Tax)
アメリカでは、消費税に相当するものとしてSales Taxが存在しますが、これは州によって管理されており、国際販売において販売者がSales Taxを徴収する義務があるかどうかは、販売者がその州に納税義務のある経済的接点(Nexus)を持っているかによって異なります。

WooCommerce自分の設定メモ

・販売を展開する地域:すべての国を対象に販売にした
・配送可能地域:販売するすべての国に出荷するにした
・お客様の基本地域:デフォルト地域なしにした
・税金を有効化:よくわからないのでとりあえずONにして、あとでテストしてみて判断する。OFFにする予定。